ホームヘルパー心得【サービス提供から提供後】訪問介護員就業マニュアル その4

 今回は、訪問介護員就業マニュアル心得その4
 ~サービス提供から提供後まで~ を紹介します。

サービスで注意すべきことは利用するお客様によって様々なことが考えられますが基本はしっかりおさえておくことが必要です。

今回は、サービス提供に共通する基本的に行うべきことをお伝えします。

ホームヘルパー心得【サービス提供から提供後】訪問介護員就業マニュアル その4

サービス提供~サービス提供後

介護計画書に沿ったサービスを提供すること

訪問介護には訪問介護計画書という計画書がそれぞれのお客様に作成されますがヘルパーさんは、それに沿ったサービスを心掛けることが基本になります。
もちろんサービスは生き物ですので状況に応じて柔軟に変化させなければならなく計画通りにいかないこともあります。

計画書は常に古くなるものです。
「計画書にないからやらない!」ではなく、「必要なことだから計画書に入れてもらおう!」という気持ちでヘルパー業務を行うといいです。

常にお客様が必要としていることを考え行動することが良い計画には必要です。
そして必要なことを考えることで不必要なものを見えてきます。

ヘルパーさん自身が計画書の作成に積極的に関わり計画書を常に新しく生きた物こしていくことが良いサービスに繋がります。

必ず声を掛けてから行う。確認を怠らない。( 勝手にさわらない・勝手に捨てない・勝手にしない )

関係性がとれていない時期には特に自分の価値観で行動しないことが必要です。
価値観は人それぞれなので、お客様のご家庭に入っている以上は、そのお宅のルールがあるので必ず確認が必要です。

声をかけられることがうっとおしいと思われることもあると思いますが、必ず声をかけてから行動することがトラブルリスクの軽減には大事です。

伝えることを省いてしまっては安心してもらえません。先入観や固定概念で決めつけずに確認をしてから行動に移りましょう。

連絡ノートがある場合は、必ず前訪問日まで遡り確認してからサービスに入る。

お客様宅によっては複数の関係機関が訪問し、共通の連絡ノートが用意されています。
そんなお客様宅には、医者、看護師、ケアマネ、訪問入浴、家族などからの申し送り事項が記入されていたりしますので、必ず自分が前に入った日まで遡りノートの内容を確認してください。

申し送りが記入してあるのに確認、実行しない事は恥ずかしい思いをするだけでなく、お客様にとっては不利益でしかありません。

多くのケアが入っているお宅では連絡ノートは良い情報共有ツールですので最大限有効に使っていきましょう。

仕事のやり残しがないか確認する。

仕事の残しを確認することは、どんな仕事であっても必要ですが、ヘルパーさんの業務はイレギュラーな事も多くある為に、ついうっかりなんてこともあるので必ず仕事のやり残しを確認してから業務を終えてください。

確認の方法でオススメな方法は『 指さし確認 』です。
身近ではバスの運転手が声も出しながら発車時に行っていますよね。
指さし確認での効果は、ただ目で見て確認するよりも更に確認を意識できることにあります。
そして、指さし確認は確認していることを明確に周りに伝えられるので、お客様にとっては、きちんと確認してくれている誠実さはとても良い安心材料になります。

ヘルパーさんが行う確認作業は、1分もあればできるので必ず確認をして業務を終えましょう。

サービス提供時に変わったことがあれば些細なことでもサービス提供責任者へ報告する

ヘルパーさんの仕事はお客様宅での仕事ですので施設とは違い誰もが簡単に気づくことができませんので小さな変化でも報告がとても必要になります。
ただ、いつものペースで仕事をしていると気づくべきところに気づかずに終わってしまうので、必ず必要なことを報告する!くらいの気持ちの方が小さな変化も捉えることができます。

気になることを見つけたら「このくらい言わなくてもいいかなぁ」と思わずに、サービス提供責任者や事業所に連絡してください。

【まとめ】ホームヘルパー心得【サービス提供から提供後】訪問介護員就業マニュアル その4

 仕事のリスク回避は、「これでいいだろう」ではなくて、「かもしれない」と思うことが様々なリスクを軽減してくれます。

訪問介護の仕事は、その訪問する頻度や支援者の数が多いほど支援に差が生まれてしまうことが多分にあります。

支援者一人ひとりが基本的な活動手順を徹底して実行することによって効率的な連携と効果的な支援に繋がります。

「確認すること、伝えること、表現すること」は、サービス業として信頼関係を深めるにはとても大事なことですので無駄なことと思わすに実行していきましょう。

ヘルパーの仕事は、お客様によって様々なので難しいと思うことも多いですが、お客様の人生に携われる特別なお仕事ですので、感謝の心と誇りをもちお客様をより良い生活へと導いてくれることを願っています。

 

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