今回は、 訪問介護員就業マニュアル心得その5
~ 事業所、仲間、自分自身を守る為に必要なこと ~ を紹介します。
仕事には、どんな仕事であってもルールが存在します。
常識のものさしには個人差が出てしまうからです。
アームスではヘルパー自身を守るためにも最低限守るべきことを示しています。
ホームヘルパー心得【事業所・仲間・自分を守る為に必要なこと】訪問介護員就業マニュアル その5
事業所、仲間、自分自身を守る為に必要なこと
通帳・印鑑は絶対に預かりません
ヘルパーさんとの信頼関係が深まってくるとキャッシュカードや印鑑などを預けようとするお客様もいます。
ただ、よかれと思い大切な物や個人情報を預かってしまうのは、とても危険な行為なので社会福祉協議会を利用するなどの代替え手段を促しましょう。
お買い物の預り金はその都度 金額を確認する
お客様によっては小銭入れそのままをヘルパーさんに預けようとする方もいますが、必ず事業所が用意する入れ物を利用して金銭を保管してください。
預かり金額は、必ず本人と一緒に確認して必要最低限の金額を持っていくことが必要です。
勿論、買い物後のお釣りの確認も一緒に行うことが必要です。
お客様やご家族とのお金の貸し借り、買い物の立替は絶対にしない
「信頼=絶対」 にはなりませんので、後のトラブルを避ける為、お互いの為にもしてはいけません。
お客様の買い物のときに個人の買い物はしない
「ついつい安かったから」と、買ってはいけません。
オンとオフを切り替えることも職業人としては必要です。
訪問日・訪問時間は必ず守る
長い期間お客様と接していると、その信頼関係からお互いに融通を利かせて予定変更を気軽にしてしまうようになります。
「前もこうしたから いつもこうしてるから」なんてことは通用しなくなることもあるので、訪問日時は守るようにしましょう。
お客様やご家族へ物を売ったり買ったりしない
信頼関係が築けているとしても、トラブルになりやすいので金銭のやり取りはしないでください。
お客様・家族への宗教や政治活動や保険の勧誘などはしない
よかれと思うことでも、それを不快に思う方もいらっしゃるので控えてください。
お客様への情報提供は、スーパーの安売り情報など、ご本人が関心のあること程度に抑えるようにしましょう。
【まとめ】ホームヘルパー心得【事業所・仲間・自分を守る為に必要なこと】訪問介護員就業マニュアル その5
ここに記載したのは、誰もが良かれと思ったり、ついついしてしまうことなのかと思います。
誰も悪気があってやることではないですが、チームで仕事をしている以上、足並みを揃えないとチームワークのバランスが崩れて良いサービスに繋がりません。
ルールは会社に関わる人(お客様や従業員など)を守る為、できる限り平等に利益を分配し共存する為に存在するものです。
細かいことまで記載することはできませんが、もし現場で判断に迷うことがあれば必ず事業所に電話をして判断を仰ぐことが大事です。
どんなに経験のあるヘルパーさんでも、判断に迷うような体験は毎日のようにあります。
こんなこと聞いてどう思われるだろう?と気にせずに聞くことが大切です。
言動や行動を慎み、仲間との調和を図ることで真に信頼される人になれると思います。