こんにちは 入社3年目 徳丸です。
訪問介護の仕事をしていると、
一日として同じ日はありません。
晴れの日もあれば、
雷雨のような日もありますし、
心の中にも
「晴れ」
「曇り」
「時々、にわか怒り」
が入り混じってやってきます。
感情って、本当に手ごわいものです。
たとえば、利用者さんに
「まだ来とったんか」と言われることもあります。
「はい、まだ来とりました」
と笑って返せる余裕がある日もあれば、
「今の、ちょっと刺さったなあ」
と心がチクッとする日もある。
人間だもの、そりゃあります。
さらに手ごわいのは、
こちらの言うことをぜーんぜん聞いてくれない人。
「お薬、飲みました?」と聞いても
「知らん」と返され、
「じゃあ確認しますね」と言えば
「触らんで!」とピシャリ。
あれ?
私、今、何か悪いことしました?
思わず心の中でツッコミたくなりますが、
そんな時こそ私が実践しているのが――
「心の中で、相手の言葉をオウム返ししてみる」こと。
たとえば「触らんで!」
と言われたとき、私はこうオウム返ししてみます。
「触らんで……ってことは、自分のペースを大事にしたいのね」
「触らんで……=今はそっとしておいてほしいってことかな?」
……まあ、時々「いや、それでもちょっとは触らせて!」って思いますけどね(笑)
でも不思議なことに、そうやって心の中でひと呼吸置いて、
相手の気持ちに寄り添うフリをするだけで、
自分の中の怒りメーターが下がっていくんです。
感情のコントロールって、
要するに
「自分の心にエアコンをつけること」なのかもしれません。
暑すぎるとイライラするし、
冷たすぎると人に冷たくしてしまう。
だからこそ、
ちょうどいい温度を保つための工夫が必要なんだなあと思うのです。
仕事でも家庭でも、
感情の波は毎日やってきます。
でもそれに飲まれず、
上手に浮かびながら泳いでいけたら〜〜
自分も、周りの人も、もっと心地よく過ごせそうです。
今日も、「あ、ちょっとムカッときたな」
という場面があったら、
心の中の“オウムさん”とおしゃべりして下さいね。
ーーちょこっと追伸ーー
そもそも
どんな感情も自分を守るために発動している、
ということに気づいて労ってあげるといいです。
怒るのも
悲しむのも
不安になるのも
自分を守るため……
でも、
過剰になり過ぎる時には
『守ろうとしてくれて ありがとう』
と労いつつ
『もう、大丈夫だよ』と
何度も心に伝えてあげましょう。
すると、
少しずつ過剰反応する機会が減ってくるはずです。