岸本です。
半年に一度の頼れる味方。
生活サポートサービス、三度目のご依頼。
アームスの生活サポートサービスをご利用いただいているお客様から、今回で三度目のご依頼をいただきました。
半年に一度のスパンでお声がけいただいており、初回は「エアコンフィルター掃除」
「暑さ対策のカーテン設置」「換気扇掃除」という内容でした。
「エアコンは季節の変わり目に掃除しておきたい」
「換気扇は油でベトベトで手が回らない」
そんなご相談を受け、掃除道具を持参して訪問。すると次回のご依頼時には、掃除道具をご自身で準備してくださるように。
サービスを通じて、お客様の暮らしに“整える意識”が根付いていくことを実感します。
二度目のご依頼のあと…
二回目のご依頼も「換気扇」「エアコンフィルター掃除」。
作業後、事業所に1本のお電話が入りました。
「換気扇が左回りになっている。知り合いに聞いたら“換気扇は右回りしかない”って言ってた。右回りじゃないと納得いかない」
すぐにネットで同タイプの換気扇の取扱説明書を確認し、再度訪問してご説明したところ、
ご納得いただけました。
三度目のご依頼
そして今回が三度目のご依頼。
電話を受けたスタッフに、
「換気扇が右回りって言っていた○○です」
とお名前を伝えてくださり、覚えていてくださったことにほっこり。
今回の訪問は椎名と岸本のコンビ。
玄関チャイムを鳴らすと、「は~い」といつもの明るい笑顔でお迎えいただきました。
作業に入ろうとすると、
「雑巾あるよ」
とわざわざ用意してくださっていて、
「せっかくなので使わせていただきますね」
「せっかくだなんて、いいよいいよ」
と談笑しながらスタート。
作業中、お客様はこんな話も。
「うちにもヘルパーさん来てるんだけど、布巾とか雑巾とか、ちゃんと絞ってくれないのよ。ささっとしかやらなくて」
そのお話を受けて、
「介護保険サービスは大掃除までは対応できないんです。公費で賄われているため、できることに制限があるんですよ。だからこそ、私たちのような自費サービスを利用してくださる方がいらっしゃるのです」
とお伝えしました。
利用者さまの声から考える「プロ意識」
実際、アームスの生活サポートサービスをご利用くださる方は、介護サービスをすでに受けている方が多く、他事業所のヘルパーさんが関わっているご家庭も少なくありません。
そんな中で、活動内容やコミュニケーションに関する話を耳にする機会もあります。
今回のお客様は、こうおっしゃっていました。
「登録ヘルパーさんが“定期的にボーナスがあるからこの事業所で働いてる”って
言ってたのよ」
「今回はもらったの?」
「まだなんですって」
「ボーナスなかったら働かないのかね?」
笑い話のようでいながら、私は正直、戸惑いを覚えました。
私が登録ヘルパーだったころ、
ご利用者さまの前で給与やボーナスの話をすることは、まずありませんでした。
というより、それは社会人としての常識。
アームスでも代表からは、常にこう言われています。
「会社で給与の話は絶対にしないこと」
現場でお金の話をすることは、ご利用者さまの不安につながることもあります。
信頼関係を築くためには、技術や丁寧さはもちろん、「プロとしてのふるまい」が必要です。
アームスのヘルパーがそうした話を現場でするとは思っていませんが、
「だからこそ引き締めていかなければならない」と感じた場面でもありました。
帰り道にふと…
作業を終えると、
「暑い中ありがとうね」
と缶コーヒーを差し入れてくださいました。
帰り道、椎名がぽつりと。
「○○さんに会うと、なんだか元気もらえますよね」
本当にその通りだな、としみじみ思いました。
一つひとつの出会い、一回一回のご依頼、
それは決して派手な出来事ではないけれど、
私たちアームスにとっては宝物のような“小さな出会い”です。
これからも、そんな出会いを大切に、
アームス在宅支援センター生活サポートサービスは
心の通うサポートを続けてまいります。