寄り添うって、何だろう
寄り添うについて
考えてみました…徳丸です。
介護の仕事をしていると、
「寄り添う」という言葉をよく耳にします。
利用者さんに寄り添う。
ご家族に寄り添う。
とても大切な言葉です。
でも私は時々考えるんです。
寄り添うって、何だろう。
仕事をしていると、
「どうしたら利用者さんに選ばれ続けるのだろう」
「どうしたらケアマネジャーさんに
安心して紹介してもらえるのだろう」
そんなことを考えることがあります。
もちろん、介護技術や知識は大切です。
けれど、それだけでは説明できない
何かがあるような気がしています。
利用者さんによって、
心地よい関わり方は違います。
たくさん話を聞いてほしい方もいれば、
必要なことが終わったら
静かに過ごしたい方もいます。
冗談を言い合うのが好きな方もいれば、
少し距離を置いて
接した方が安心する方もいます。
だから寄り添うとは、
ただ近づくことではないのだと思います。
人との距離感は不思議です。
近くにいてほしい時もあれば、
そっとしておいてほしい時もある。
同じ人でも、
その日の体調や気分によって変わります。
だから私たちは、
「こうすれば寄り添えている」
と決めつけることはできません。
その人にとって心地よい距離を探し続ける。
それが寄り添うということなのかもしれません。
ただ、寄り添うとは、
相手の言う通りにすることでもありません。
例えば……
「大丈夫だから一人でやるよ」
と言われても、
転倒の危険があれば
声を掛けることがあります。
利用者さんには利用者さんの想いがあります。
そして私たちには、
安全を守り、
生活を支えるという役割があります。
時には、
その二つがぶつかることもあります。
だから寄り添うとは、
相手の後ろをついて行くことでも、
前を歩いて引っ張ることでもなく、
隣を歩くこと。
相手の気持ちを受け止めながら、
介護職として大切にしたいことも伝える。
そして、お互いが無理なく歩いていける場所を探していく。
そんなことではないかと思うのです。
振り返ってみると、
利用者さんやケアマネジャーさんとの
信頼関係も同じなのかもしれません。
特別なことをするわけではなく、
約束を守ること。
丁寧に話を聞くこと。
小さな変化に気づくこと。
困った時に相談しやすい存在でいること。
そんな日々の積み重ねが、
「この人なら安心」
「この事業所なら安心」
につながっていくのではないかと思います。
選ばれ続けるために寄り添うのではなく、
寄り添い続けた結果として選ばれる。
そんな関係が築けたら素敵だなと思います。
今日もまた、
目の前の人にとって心地よい距離を探しながら、
丁寧に向き合っていきたいと思います。🌿

