成長 ~12年間の約束~

ARM’S ぶろぐ

岸本です。

アームス在宅支援センター移動支援サービスで高校生女子と映画を観に行きました。
小学1年生から、アームス在宅支援センター放課後等デイサービスを利用しているおともだち。
月日が経つのは本当に早いです。
小さな可愛い女の子が今は立派な高校生になりました。
わたしがアームスに入社した年にサービス提供責任者として関りを持った場所です。
自分にとっても思い出深いというのが正直な気持ちです。
月に一度の移動支援サービス、どこに行こうかと話し合います。

このサービスを始めたばかりの頃は目的、おでかけ先、行き方、買い物の仕方、
お金の払い方、お昼ごはんのメニュー等の選択が難しかったです。
今回は❛映画を観に行く❜ことにしました。
ご家族も一緒に考えてチケットを買いそれをスクショして、本人のスマホに送る。
映画を観る前にお昼ごはん、ハンバーグが大好きな子なので洋食屋さんに行きました。

自分でお出かけ先を決められた、映画を見たい、行き方を調べる、チケットの発行は
難しくわたしが手伝った→「わたしのやり方が間違っていたんだ」と気付く、
お昼ごはんのメニューはずっと迷っていることが多かったけど「これ前に食べたことがあるからこれにする」と伝えることが出来た、レストランの中で小さな子どもが「ギャー!」と泣いている声を聴いたときにピクッと反応した彼女に「うるさい?」と聞いたら一呼吸して「赤ちゃんは泣くのが仕事だから」と言った、

 

とても素晴らしい時間でした。
映画はわたしの子どもが小さな頃に見ていたアニメの実写版でした。
キャラクターは知っていたけど興味は無し。

何でもそうだけど、いざ観ると面白い、かなり感動的な場面があり横にいる彼女のことを見たら
目に涙が浮かんでいました。
そういう感情があることって、うんうん!と改めて成長を感じました。
因みにわたしはこの映画で3回も泣きました。
彼女を自宅に送りご家族と話をしました。
「楽しかったです!涙ぐんでいるところもありました。
次回はジュラシックパーク行こうかなと思います。」
「○○恐竜好きなんで、いつもありがとうございます。」とお言葉をいただきました。

もうすぐ彼女は高校を卒業します。
学生生活のなかではじめての部活、将来に向けての実習も経験しています。
わたしはこっそりと実習先に見に行きました。

実習ではかなり辛い思いをしている姿も目にしました。
でも、めげずに前に向かって行く姿は、わたしたちにとってとても感慨深い。
もうすぐ❛12年間の約束❜を終えようとしています。
放課後等デイサービスを卒業してもアームスとして関りは続いていくでしょう。

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