放課後等デイサービスの支援は、計画書に基づいて行うという決まりがあります。
アームスではアセスメントシート(情報収集)と、計画案を提出していただくという流れになっていますが、
ある保護者の方からの計画案の中で、児童のことについて「奇声を上げることがある」という表現がありました。
保護者の方は、きっと、自分の宝物が「奇声を上げる」なんて思っていないはず。
「周りに迷惑を掛けているかもしれない・・」等の不安な思いの表れのような気がしました。
表現方法を変え、
「奇声を出す」
↓
「大声を出す」
↓
「大きな声が出ることがある」
という表現にしてみました。
少し変えるだけで、受け取り方や感じ方が大きく変わります。
私自身、個人的な意見になるのですが、「障害」という文字が苦手です。
「しょうがい」という文字を書かなくてはならない時は、「障がい」と書いています。
「害」という文字をひらがなに変えるだけで、柔らかい印象になるような気がします。
他にも、
「頑固」→「意志が強い」
「せっかち」→「仕事が早い」「目配りがきく」
「いい加減」→「寛大」
「おしゃべり」→「明るい」「話題が豊富」など。
表現を少し変えるだけで、伝わり方も受け取り方も変わると思います。
このような方法を『リフレーミング』と言います。
リフレーミングする前が必ずしもマイナスであるとは限りませんが、常に偏らない考え方で、
気持ちを広く、大きく持って子どもたちと過ごしていきたいと考えています(#^^#)。