放課後等デイサービス ~ニーズに応える~

アームス日記

             放課後等デイサービスの価値
            ~私たちは何のために子どもたちを預かるのか~

                

先日、台風6号が接近しました。
台風が近づくと、放課後等デイサービスでは受け入れをどうするのかという
判断が求められます。もちろん安全は最優先です。
私たちは台風対応のたびに考えることがあります。
それは、「私たちは何のために子どもを預かる仕事をしているのだろうか」
ということです。
放課後等デイサービスは単に子どもを預かる場所ではありません。
子どもたちの生活を支え、ご家庭の生活を支える社会資源です。
だからこそ、天候が悪い日ほど事業所の本当の価値が問われるのだと思います。

・地震はいつ起こるかわかりません。
・台風は予測できる災害です。
台風は、数日前から天気予報で進路予想が発表され、
接近する時期や規模をある程度把握することができます。
つまり台風は突然の想定外ではありません。事前に準備ができる災害です。

だからこそ、

・職員配置はどうするのか
・送迎体制はどうするのか
・保護者さまへの連絡はどうするのか
・受け入れ体制を整えられるのか
 を考える時間があります。

大切なのは、「台風だからできない」ではなく、
「台風が来ることはわかっている。その中で何ができるか」を考えることです。

◇保護者さまの生活を支える

 放課後等デイサービスを利用される保護者さまの中には、
 簡単に仕事を休めない方もいるでしょうし、台風だから仕事が休みになるとは限りません。

むしろ、「子どもを見てくれる場所がなくて困る」というご家庭もあるはずです。
私たちが考えるべきなのは天候で左右されるのではなく保護者さまの生活を守ることです。
子どもだけを見るのではなく、ご家庭全体を支える視点が必要だと思います。

声を掛けるか、掛けないか

私たちが事業所として大切なのは、台風時の対応です。
まず保護者さまへ声を掛けることだと思っています。

「何かお困りごとはありませんか」
「受け入れ体制を検討しています」
「必要であればご相談ください」
その一言があるだけで安心感は大きく変わります。
利用するかどうかを決めるのは保護者さまです。

困りごとを確認することは事業所としてできることです。

何も聞かずに判断するのか。
保護者さまの状況を確認して判断するのか。
その差は大きいと思います。
台風接近時、アームスでは受け入れ体制を整えました。
その際、保護者さまから、とても嬉しいお言葉をいただきました。
「アームスさんが受け入れてくれて助かりました。」
私たちにとっては大きな意味があります。
なぜなら、そのお言葉は保護者さまの困りごとに応えることができた証だからです。
支援とは制度を提供することだけではありません。
困っている人の力になることです。

想定を超える支援が信頼をつくる

ご利用者さまや保護者さまは、日頃の支援だけで事業所を評価しているわけではありません。
本当に見ているのは、「困った時にどう対応してくれるか」です。
平常時はどこの事業所もサービスを提供できます。
しかし、台風や大雪、緊急時などの場面では事業所の本質が表れます。
期待通りではなく、事業所として想定を超える対策を練ったか?
その積み重ねが信頼を生みます。

 

大雪の日に見たアームスの原点

数年前、大雪の日がありました。
道路状況も悪く、車での移動が難しいなか、
代表は長靴を履き、徒歩で児童のお迎えに向かいました。
代表がなぜそこまでしたのでしょうか。
理由は、困っているご家庭があったからです。
そして児童の対応が終わった後は、スタッフの送迎まで行いました。
そこにあったのは、「できない理由を探す」のではなく、「どうしたらできるかを考える」
という代表の姿勢でした。

私は、これこそがアームスの原点だと思っています。
私たちは何のために子どもたちを預かるのでしょうか。
子どもたちの生活を支え、ご家庭の生活を支え、地域の安心につなげるためです。
だからこそ、台風の日ほどその姿勢が問われます。
安全は絶対に守る。
その上で、
・どうしたら支援できるか
・どうしたら保護者さまの力になれるか
・どうしたら期待を超えられるか
 を考え続けることです。

それが放課後等デイサービスの役割であり、アームスが大切にしている考え方です。

これからもアームスは、「何のために子どもを預かるのか」という原点を忘れず、
子どもたちと保護者さまの力になれる事業所であり続けたいと思います。

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