事例検討シート ストレングス

ARM’S ぶろぐ

おはようございます!TK:統括岸本です。

先日の研修の様子を、ブログで綴りました。
自分のレベルの低さを痛感した2日間でしたが、せっかく私の事例検討が選ばれたので
振り返りをします。

             事例検討のプロセス及び内容
①出席者自己紹介、役割の確認(提供者、司会、記録、SV…)
 初出席者やゲストがいる場合、所属、役職等簡単な紹介を行う。
②事例紹介
 提出意図を明確にし、簡潔に紹介。
 人物や環境だけでなく、総合的な援助方法やニーズが掴みづらいなど、端的に述べる。
③人物像や環境を共有する質問、ストレングスに関する質問
 事例の人となり、支援の状況、周囲の関係性など、基本的な内容について確認し、対象者像の共有を図る。質問に答えられない、アセスメントができないことは、
はっきりと「わからない」と伝える。出席者の視野を広げるため、ストレングスに関連する質疑。
マイナスの印象をプラスに転化(リフレーミング)することを探る。エンパワメントにつながる、
動機を探ることも需要。
④ストレングスの整理(整理表への抽出)
「①性格・人柄/個人的特性 ②才能・素質 ③環境 ④興味・関心/向上心」4つの項目に
当てはまるように、③で確認された事実をリフレーミングしながらストレングスとして抽出する。
今後の方向性へのアイデアを意識することも重要。
⑤今後の方向性の確認
提供者に事例の提出意図を確認し、参加者にてこれから支援の方向性について、どう考えて、どう動くか、なるべく具体的なアイデアを提出しあい検討する。最後に提供者が具体的に何を行うかを選び
、今後の方向性を決定することも重要。
⑥事例提供者から感想
事例検討を通じて、事例提供者が振り返ったこと、⑤の検討で今後取り入れたい支援方法、
今後の方向等の感想を述べる。
⑦参加者の感想(※研修などで必要な場合行う。)
⑧スーパーバイザーからの助言(※スーパーバイザーとなる人が出席している場合に行う。)

 
【人物像を確認するための質疑のポイント】
①簡潔に、分かりやすく、短く、事例提供者の提出理由に沿った質問をする。
②質問は一つずつする。複数の質問をする場合、関連する質問を少しずつ
重ねて質問することも大切。
③質問する際は、自らの感想や主観、意見等は交えず、現状に着目した答えを
導くようば質問をする。
【人物像を確認するための質疑の順序】
①基本情報(人柄、身体状況、家族構成、生活歴、人間関係等)
②経過情報(出来事の展開、実際の場面の確認等)
③支援情報(具体的に行われた支援内容、その経過や結果、援助方針、関係機関の関わり等)
【事例提供者について】
④⑤について、事例提供者は発言せず、書記、又は見学に徹する。

 

 


                  事例検討シート

 

[提出理由]
子どもの成長期に、本人特性を理解し、放課後等デイサービスでどのようなプログラムを
提供すればよいか。
                  ストレングス
性格・人格/個人特性
  ・人が大好き
  ・同じ学年のお友達と走り回ったりボール遊び等をして過ごすことが出来る。
  ・コミュニケーションが取れる。
  ・優しい
        ・切り替えが出来る。
 環境
   ・母方の実家が近く叔母が本人、姉を見ている。
   ・姉と関係が良好
   ・小学校が協力的
   ・親族の理解がある。
 才能・素質
   ・平仮名が少し書ける。
   ・アルファベットを覚えている。
   ・平仮名カタカナが読める。
   ・猫を可愛がっている。
   ・感情を言葉で表現出来る。
   ・車に詳しい。
   ・集中力がある。
   ・ごっこ遊びが出来る。
   ・好き嫌いがない。
   ・ルールを守れる。
   ・時間を守れる。
   ・自立出来ている(ADL)
  興味・感心/向上心
    ・ユーチューブ(ゲーム実況〇カキン、ダンス)
    ・ゲーム(スイッチ、マリオ、カービィ、車)
    ・車が大好きで「あの車はなに?」と質問することが多い。
    ・タブレット、スマホが使える
    ・探求心
  [支援のアイデア]
     ・学習支援をしていく
      (ひらがなミッション・カタカナミッション)
     ・お金の使い方を覚える
     ・PCを覚える(タイピング)
     ・ラジオ体操
     ・体を動かす
     ・車のダンス
     ・動物の飼育
     ・調理
     ・車の工場見学
     ・車の道具管理
     ・車の絵を書く
私が提出した課題を元にグループで事例検討を行いました。
青文字が新たに抽出されたモノです。
最初は引きが強い私のダメダメな課題が選出されて恥ずかしいと思っていましたが
グループ内の事例はほぼ、成人の方のモノでした。
私の事例はまだ、小学低学年生のモノです。
なので、選ばれて良かったと思うことにしました。
ストレングスの整理、今後の方向性の確認では私は発言してはいけませんでした。
でも、発言してしまい「岸本さんはこれ以上発言しないでください、
事例検討の意味がなくなります」と指摘を受けました。
青文字はグループ内で順番にリフレーミング→ストレングス。
ここ、結構大変だったと思います。
最初はテンポよくアイデアが出ましたが「パス」の人も何人かいました。
でも皆さんの引き出しの多さは自分のレベルの低さを痛感するモノでした。
事例提供者側でよかったと思いつつ、次の研修に繋げるべきことを模索します。
そして、男の子の支援のアイデアがこんなに広がったのはこれからの支援のヒントとなります。
ミッションが盛りだくさんです。

 
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