どうも渡辺です
今回は新入職員マニュアルにも記載してあります環境整備=5Sについてあらためてふれてみたいと思います。
私事ですが、前職で物流関係の仕事に就いていたこともあり、5Sというものを聞きなれてはおりました。ですが、当時もそれほど深くは考えていませんでしたので、まったくの異業種であるアームスでまた5Sに向き合うとは正直思いもしていなかったのですが…
5Sとは、「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」のローマ字表記の頭文字のSをとったもので、自動車メーカーのトヨタが起源だとも言われています。
5S活動は製造業や建設業に留まらず、医療や福祉、オフィスや倉庫、また職場だけでなく家庭や日常でも取り入れることができるもので、単なる清掃活動でも美化運動でもありません。
職場であれば、仕事環境を整えて、質と生産性を高めるための活動で、皆が意識的に行えば組織力、チーム力も高まります。
家庭や日常でいえば、様々なムダを軽減させ、心の安定や生活レベルの向上が期待できます。
さらに目線を上げれば、経営戦略の活動ともとらえられ売上アップにも繋がりますので、人の出入りの多い今時期に積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか
要るものと要らないものを区別して、要らないものを処分することで、目に見えるモノに限らず、空間や情報、仕事自体やプロセスも当てはめることができます。ただのお掃除ではなく本当に要るものを明確にすることが整理で、作業の必要性や価値を見極める訓練にもなります。
「要らないもの」は自分たちの仕事を邪魔したり、不要なコストを発生させたり、無用な間違いを誘発したりしてしまいます。ご家庭でも、散らかった状態にあると要・不要が分からず、心も乱れがちでストレス解消から消費が増えたり、持っているものを二度買いしたりしてしまいます。
ところで、5Sの整理で一つご注意いただきたいのは、働くスタッフ、恋人やパートナー、隅におかれた亭主など人の整理は行わないことをおススメします。私のように出がらしの茶葉のような存在であっても見えない価値があるかもしれません💦
…人の整理は来るべき時を待ちましょう
ちなみに出がらしの茶葉は掃除や消臭、肥料等に使えるそうですよ。
要るものだけを誰もがわかるようにあるべき場所に配置することで、単にキレイに整列させるだけではありません。見た目がキレイに並んでいるだけでは仕事はやりやすくなりません。ムリな姿勢、ムダな動作、人によるムラが起きないように整頓が必要です。誰もが使いやすいことを意識することが大切です。
取り組む順番にも意味があり、整理をしていないうちに整頓をしても、要らないものをわざわざ整頓するムダが発生してしまいます。自分も、要るもの、正しいものを探せずにムダな時間を費やした経験が何度もあります。順番に取り組んでいくことが重要になります。
言葉通りのお掃除ですが、整理・整頓だけで終わってしまうと、すぐに以前の散らかった環境に戻ってしまいます。清掃を繰り返し行うことで、すぐ作業できる状態を維持することができ、整理・整頓が習慣化されます。作業を優先して、清掃を後回しにすることも散らかる原因です。
清掃により正常な状態を維持して、異常に気付けるようにしましょう。
長文となってしまいましたので、今回は3Sまで…続きは次回に