「負けたからもうやらない!」
「ズルした!」
「もう帰る!」
放課後等デイサービスでも、ゲームや運動遊びの中で負けた瞬間に怒ったり泣いたり気持ちが切り替えられなくなったりする姿が見られることがあります。
このような様子を見ると、「負けず嫌いなんだな」「わがままなのかな」と感じる事があるかもしれません。
しかし、子どもたちの姿をよく見てみるとその行動の裏には様々な気持ちが隠れています。
なぜ負けると怒ってしまうのでしょう?
子どもによって理由はさまざまですが、例えば次のような背景が考えられます。
・勝ちたい気持ちが強い
・一生懸命頑張ったからこそ悔しい
・感情の切り替えがまだ難しい
・負ける事を「失敗」と感じてしまう
・周りにどう思われるかが気になる
怒っているように見えても、本当は「悔しい」「悲しい」「恥ずかしい」「もっと頑張りたかった」という気持ちを上手く表現できずにいる事も少なくありません。
まずは気持ちに寄り添うことを大切に。
放課後等デイサービスでは、負けた直後に注意するのではなくまずは子供の気持ちを受け止める事を大切にしています。
例えば、
「悔しかったね」
「勝ちたかったんだね」
「最後まで一生懸命頑張っていたね」
と気持ちを言葉にして伝える事で、「わかってもらえた」という安心感につながります
安心できる環境があるからこそ、少しずつ気持ちを落ち着かせ自分で切り替える力が育っていきます。
勝ち負けだけではなく、「頑張った過程」を大切に。
私達が大切にしているのは、結果だけではありません。
・最後まで諦めずに参加できた
・ルールを守って遊べた
・お友達を応援できた
・負けてももう一度挑戦しようとした
・自分で気持ちを切り替えようと頑張れた
このような「過程」や「成長」に目を向けて声をかける事で、子供たちは少しずつ「勝つことだけが大切ではない」と感じられるようになります。
「負ける経験」も大切な療育の1つ。
放課後等デイサービスでは、成功体験だけでなく、「負ける経験」も大切な学びの機会だと考えています。
もちろん、負ける経験ばかりでは自信を失ってしまいます。
そのため、「できた!」「勝てた!」という成功体験、「負けてもまた挑戦できた!」という経験。
この両方をバランスよく積み重ねられるよう一人ひとりの様子に合わせて支援します。
「負けても大丈夫だった」「また挑戦してみよう」
そんな経験が、子どもたちの自己肯定感や挑戦する力に繋がっていきます。
大人の姿も子供たちのお手本です。
支援者も子供たちと一緒にゲームや活動へ参加する事があります
その中で「悔しい!でも楽しかったね!」「次はもっと頑張ろう」「今日は負けたけどまた挑戦しよう」と前向きな姿を見せる事も大切な支援の1つです。
子どもたちは大人の言葉や行動をよく見て学んでいます☺

