― 本気の仕事は“意識”から始まる ―

仕事をしていて、「数字を出すこと」は大前提です。
わたしたちの仕事では、利用者数、稼働率、売上、支援内容等。
数字を出すこと自体は大切ですが、本当に大切なことはその先のことです。
数字は評価のためだけに存在するものではありません。
次の行動を考えるためのヒントであり、組織をより良くするための材料です。
もし数字を出しても把握していないのであれば、それはただの作業になってしまいます。
本来なら常識的で当たり前のことかもしれませんが、忙しい現場ではその当たり前が見落とされてしまうこともあります。
だからこそ、改めて「数字を意識する」ということを、大切にしていきたいと考えています。
数字は未来を変えるためにあるものです。
例えば、利用者数が少し減ったとします。
そのときに必要なのは、「なぜだろう?」と考える姿勢です。
・活動内容は魅力的だったか
・保護者対応は丁寧だったか
・情報共有は出来ていたか
・現場の雰囲気は良かったか
数字がマイナスなら、違うことをやる。これは否定ではなく、改善のスタートです。
同じことを続けることが努力ではありません。
変化に気付き、次の手段を考えることが、本当の意味での仕事だと思います。
新人に伝えられない理由は「意識の言語化不足」
現場でよく聞く言葉があります。
「どう教えたらいいかわからない」
「感覚でやってきたから説明できない」
「出来て当たり前でしょう」
多くの人が経験を積む中で、自然と身に付けて来たものだからです。
しかし、組織として成長していくためには、それを言葉にする力が必要です。
・なぜ数字を見るのか
・なぜ違う行動を取るのか
・なぜ改善を続けるのか
これを伝えられる人が増えれば、新人は安心して成長できます。
教育とは、やり方を教えることだけではなく、考え方を伝えることです。
人は急には変わらない。でも行動は変えられるのです。
心構えが180度変わるのはなかなか難しいでしょう。
もし簡単に変われるなら、最初からやっているはずです。
だからといって、成長出来ないわけではありません。
本当に感じ取った人は、小さな行動から変わっていきます。
・自分から数字を見るようになる
・空き時間に次に繫がる仕事を探す
・周囲を気にかけるようになる
変化とは、大きな決意ではなく日々の積み重ねです。
その積み重ねが、やがて組織の空気を変えていきます。
管理者は現場に立ち続ける存在
管理者の役割は、とても大きいものです。
・数字を理解すること
・現場を知り続けること
・絶対的な意識を持つこと
机の上だけで管理していても、人はついてきません。
現場に立ち続ける姿勢こそが、言葉以上に伝わるものです。
意識が高い人が一人いるだけで、現場の空気は変わります。
逆に、意識が低い状態が続くと、それもまた周囲に伝染してしまいます。
だからこそ、管理者は「姿勢」で組織を引っ張る存在だと考えています。
熱意はいつか落ち着く。でも本気は続く
仕事を始めたばかりの頃、多くの人が熱意を持っています。
しかし、だいたいは、時間が経つにつれて、その熱意が冷めてしまうことがあります。
問題なのは、熱意が下がったときにどうなるかです。
お手本になれなくなったり、
言葉だけが先行したり、
現場との距離が生まれてしまうことがあります。
本気の人は、熱意に左右されない。
それは軸があるからです。
調子が良い日も、そうでない日も、やるべきことを続けられる。
それが本気で仕事に向き合うということだと思います。
引き継ぐことの大切さ
どんな組織でも、人の入れ替わりはあります。
退職や転職は、特別なことではありません。
そのときに大切なのは、必ず後継者を育てているかどうかです。
ただ仕事を割り振るだけでは、組織は続きません。
・なぜその仕事が必要なのか
・どんな意図があるのか
・どこを見て判断しているのか
これを共有することで、初めて組織として残っていきます。
大切なのは、「人が繋がる」ことです。
数字を意識する流れの中で、人が育ち、次へとバトンが渡されていく。
それが理想の形だと感じています。
私たちは会社に投資されている。
会社は、一人ひとりに環境や経験を投資しています。
時間も、機会も、信頼も与えられています。
だからこそ、投資される側として、自分の価値を下げない努力が必要です。
特別な才能がなくても、
・一生懸命やろうとする姿勢
・周囲のために動く行動
・次に繋がる仕事を見つける視点
こうした積み重ねが、信頼となり、組織を強くしていきます。
アマチュア意識ではなく、プロとして働く
学生時代やアルバイト時代、
「こういう人になりたい」「こんな人にはなりたくない」と思った経験はあると思います。
仕事には、責任があり、期待があり、役割があります。
アマチュアでも情熱は持てます。
でも、仕事において意識がアマチュアのままでは、組織は前に進みません。
プロとは、自分の役割に向き合い続ける人のことです。
意識が組織を創くり、数字が未来を繋ぐ
数字は未来を良くするためのヒントです。
そして、その数字をどう捉えるかは、私たちの意識次第です。
管理者が現場に立ち続けること。
新人に背景まで伝えること。
熱意だけではなく、本気で向き合うこと。
小さな積み重ねが、人を育て、組織を繋ぎ、未来を創ります。
だからこそ、一人ひとりの意識が大きな力になります。
今日の行動が、明日の組織を創る。
その気持ちを忘れず、これからも現場に立ち続けていきます。

