ヘルパーサービスを利用して起きたトラブル

金銭トラブル

ご利用者さまが安心して過ごせるように。

ヘルパーサービスは 身体介護、と生活援助分けられています。
身体介護は利用者の身体に直接触れて行うサービス
(自立支援、重症化防止等、知識、技術をもって行う)サービスです。 
生活援助は家事の援助等「代行的なサービス」として位置付けられています。
掃除、洗濯、買い物、薬の受け取り、調理、などをお手伝いします。
日々様々なサービスを提供し、ご利用者様に安心した生活をお届けするのが
私たちヘルパーの仕事。

そのような毎日ですが、残念なことにトラブルは起きてしまうのです。
今回は生活援助で起こったトラブルについてお話させていただきます。

先日ご利用者さまからお電話がありました。
不安な気持ちで、慌てているご様子。
対応した事務スタッフによると
お電話の内容は「ヘルパーさんに5,000円2枚渡して買い物を頼んでお釣りはもらったけど
5,000円1枚が足りない」と言ったお話。
事務スタッフが担当ヘルパーさんに連絡するとヘルパーさんもびっくり!
その日のご利用者さまとのやり取りを確認しました。
「買い物を依頼された時にご利用者さまは5,000円札を2枚持っていましたが1枚しか
お預かりしていません、ご利用者さまにもう一度探してほしいとお伝えし、
キーパーソンの方にこの件を伝えてほしい」と話していたそうです。
ご利用者さまのお宅に数年の訪問しているヘルパーさんは
いつも真摯に仕事に取組みアームスのご利用者さまに大人気。
ご利用者さま、ケアマネジャーさまの信頼も熱い“アームスの看板”ともいえる
登録ヘルパーさんです。
私は他の訪問があった為、ヘルパーさんに聞き取りをするのが少し遅くなってしまいました。
ご利用者さまと同じようにヘルパーさんもとても動揺していました。
数年、訪問して初めてのトラブル…しかも金銭問題。
電話口からもヘルパーさんの不安が伝わってきました。
「私、いつも防犯カメラに写ってもいいくらい真面目に活動しています」と話していました。
その言葉は嬉しかったですね。
金銭問題の解決は本当に難しいのです。
約束事があったとしても、ご利用者さまとヘルパーの長年の馴れ合いのなかでトラブルが
起きてしまうことがあります。
預り金を確認しあい、買い物をして釣銭を確認しあう、レシートにヘルパーの印鑑を押す、
サービス提供記録に記入、ご利用者さまのご自宅のノートに記録…

今回のトラブルは介護保険サービスだったので、まずケアマネジャーさまに連絡。
ケアマネさまは「あーそうでしたか。すぐ○○さんに連絡してみますね」と。
不安な思いで連絡を待つ…数分後にご連絡をいただきました。

ケアマネさまがご利用者さまに お電話をしてくださった時、ご利用者さまは、ちょうどお金を数えていたそうで、
「私勘違いしていたかしら?○○さんに悪いことしたわね~」と話していたとのこと。
ホッとしました。「気分悪くしてしまったけどまた○○さんに来てほしいわ」
と仰っていたそうです。
すぐにヘルパーさんに内容を伝えると「よかったです!私からもきちんとお伝えします」
と安心していました。
ケアマネさまがキーパーソンの娘さまにも連絡してくださりトラブルは解決。
ヘルパーさんも辛かったでしょう。ポジティブ精神の持ち主なので いつもの笑顔で頑張っています。

私たちの仕事は“人対人”
高齢の方、お身体の不自由な方、ご家族、支援者、色々な方々と繋がっています。
ご利用者さまに不安な思いをさせないことが一番大切なこと。
ご心配おかけしたことは深く反省し今後もより良いサービスの提供をいたします。
ケアマネさま、ご対応いただきありがとうございます。
これからも携わる方々との関係に真摯に向き合います。

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