髙栁です。
「優しくすること」と「何も言わないこと」は違う
福祉の仕事では、「やさしさ」が
とても大切です。
利用者さんやご家族、スタッフ同士の関係でも
思いやりが基本にある。
でも、時には言いにくいことや
意見が食い違う場面にも出会います。
そんなとき私はずっと
「言わない方が平和かな」と
我慢することが多かった。
でもそれって本当にやさしさなんだろうかと
思うようになりました。
自分の気持ちにふたをしない
「私はこう思ってる」
「それはちょっと違うんじゃないかな」
「私は、こういう支援がしたい」
そういう自分の想いを優しい言葉で、
でもちゃんと伝えること。
それができるようになってから
支援も人間関係も、少しずつ変わってきました。
相手の気持ちを尊重しながら
自分の意見も大切にする。
それは、自分軸を持つことでもあり
相手を本当に信頼しているという
証拠でもあると思います。
「優しく」=「何でも飲み込む」じゃなく
言わない優しさより伝える勇気。
怒らずに、責めずに、でも想いは伝える。
「それ、困ります」
「私も無理しすぎていました」
「違和感があったんです」
そういう言葉を
冷静に・やわらかく伝えるだけで
関係は壊れないことも多い。
むしろ本音を出せる関係が
できていくこともあるんです。
言葉には、やさしさと意志を込めて
福祉の現場では、いろんな価値観や
立場が交わります。
だからこそ「どちらも大事にする」という
バランス感覚が求められる。
優しいだけじゃ、続かない。
強く言うだけでも、誰もついてこない。
だから私は、
やさしく、でも自分の想いは曲げず
そんなふうに、これからも福祉の現場に
立っていたいと思っています。
相手の人生を支える仕事だからこそ
自分の人生の選び方を大切にしたい。
迷ったときこそ
「私の軸はどこだろう?」と
問いかけてみる
選ぶのは誰でもない。
決めるのは、自分自身です。
自分の想いを軸に持っていると
利用者さんとも、チームとも
良好な関係でいられるようになります。
「自分はこう思っている」
「でも、相手はこうしたいんだな」
そうやって
お互いの気持ちを尊重しながら、
バランスを取りながら、
気持ちを伝えていきたいです(^-^)v
2025 7月28日