どうも渡辺です
今回は放課後等デイサービスの加算報酬のひとつ「強度行動障害児支援加算」について少しお話しさせていただきたいと思います。
「強度行動障害児支援加算」は、放デイにおいてより専門的な支援を必要とする児童への支援の質を高めるために設けられているもので、強度行動障害を有する児童に対して適切な支援体制が整えられている事業所に対して算定できるものです。
【強度行動障害児支援加算の概要】
この加算は、強度行動障害児への支援を行う上で必要な専門的知識と技能を持ったスタッフが配置されていることなどを要件とし、支援体制の充実を促すために設けられていて、対象となるスタッフには以下のような要件が求められています。
- 「強度行動障害支援者養成研修(実践研修)」の修了者であること
- 強度行動障害を有する児童の特性を理解し、適切な支援計画を立てられること
これにより支援の難しい児童に対しても、安心・安全、効果的に支援を提供することができるというものです。
研修の注目点
実は、要件のひとつ ”強度行動障害支援者養成研修(実践研修)の修了者” でなくても、同等とみなされているものがあります。それが、「行動援護従業者養成研修」の修了者です。
横浜市の場合、このような取り扱いが認められており、行動援護研修修了者が実践研修修了者と同様に配置要件を満たすことができます。
これは、実践的なスキルをもつスタッフの配置を広く認め、多くの放デイが加算の取得に取り組みやすくする柔軟な対応と言えるかもしれませんね。
養成研修の違い
強度行動障害支援者養成研修と行動援護従業者養成研修の違いは特に大きなものはないようです。行動援護従業者養成研修は、どちらかというと外出時やその前後に特化している面がありますが、日常的にケアが必要な人(児童)をサポートする点は同じです。
強度行動障害支援者養成研修は、基礎研修と実践研修に分かれていて、それぞれ二日間の日程で研修が行われる所が主ですが、行動援護従業者養成研修は基礎・実践と分かれておらず、三日間で全てのカリキュラムを修了できる所もあります。
アームス放デイでは、「強度行動障害支援者養成研修」修了者、「行動援護従業者養成研修」修了スタッフが在籍しておりますので、強度行動障害をお持ちのお子さまに対しても安心してご利用いただける環境を整えています。
これからも多くのお子さまにとってより良い放デイを提供していくよう努めていきたいと思います。