「雇用されている」ということ。
“仕事を選ぶ空気”が、組織を壊していく。
毎日仕事に行く。
時間になれば帰る。
毎月給料が入る。
それが当たり前になってくると、いつの間にか忘れてしまうことがあります。
それは、「自分は雇用されている」ということです。
会社は、誰かのお金で成り立っています。
ご利用者さまへのサービス、ご家族、地域、関係機関、同僚。
その中で、私たちは仕事をし、お給料をいただいています。
だからこそ、“働いている”ではなく、“雇用していただいている”という感覚は、
社会人として最も大切だと思います。
雇用とは「守られること」ではない
“雇われている”という言葉を聞くと、
・指示を待つ
・言われたことだけやる
・会社に守ってもらう
そんな感覚になる人もいます。
しかし本来、雇用とは違います。
雇用とは、「責任を任されること」です。
・ご利用者さまの信頼を得る。
・サービス以外でも事業所での過ごし方、スケジュール管理で会社の信頼を得る。
つまり、会社の一員として、責任を持つ側になるということです。
お給料は会社に来ているだけで、発生しているわけではありません。
お給料とは、行動、責任、信頼、継続、姿勢、周囲への影響
そういったものに対して支払われています。
だからこそ、
・挨拶
・言葉遣い
・時間を守る
・約束を守る
・整理整頓
・感謝を伝える
これらは全部、“仕事”なのです。
特別な技術の前に、まず土台がある。
その土台が崩れると、どれだけ経験があっても、信頼は積み上がりません。
「自分基準」で働き始めると組織は崩れる
社会に出ると、「自分はこう思う」は通用しません。
大切なのは、“相手がどう感じるか”です。
ご利用者さま、保護者さま、ケアマネジャーさま、相談支援専門員さま、職場の同僚。
自分では普通と思っていても、相手から見たら不快かもしれない。
逆に、小さな気遣いが、大きな信頼になることもあります。
社会人とは、
“他人基準”を学び続けること
「ここは行かない」が組織を壊していく。
ヘルパーの現場で
「そこは行きたくない」
「その利用者様は苦手」
「その仕事はやりたくない」
そういう声を聴くことはあります。苦手や不安があるのかもしれません。
しかし、それを“当たり前”にし始めると、組織は崩れていきます。
誰かが「やらない」を選ぶと、他の誰かに負担がいく。
仕事は、誰かが断ったからといって消えるわけでは無く結局、誰かが対応することになります。
すると、同じ人ばかりが対応する、その人に負担が集まる、不公平感が出る、空気が悪くなる
そんな状態になっていきます。
少人数の会社ほど、一人の影響は大きい。
だからこそ、“仕事を選ぶ姿勢”は、周りに大きな影響を与えます。
一番怖いのは「空気」
組織で本当に怖いのは、空気です。
誰かが、やらない避ける、言い訳する、選ぶ、それを放置すると、
「あれでいいんだ」という空気が生まれます。
残念ながら、その空気は、必ず広がります。
そして最終的に、責任感が薄れる、注意できなくなる、本気の人が疲弊し頑張る人が損をする
そんな組織になってしまいます。
逆に、
一人の本気は、
組織の空気を変える
少人数だからこそ、一人の姿勢が会社そのものになるのです。
「できない」と「やらない」は違う
経験、技術不足、相性や不安、難しいケースはあります。
そのような時は、相談、助けを求めチームで支えればいい。
しかし、「やらない」を繰り返すこととは別です。
成長とは、苦手から逃げないことでもあります。
福祉は“人”が見られる仕事でありサービス業でもあります。
技術だけでは、選ばれません。
感じが良い、礼儀正しい、丁寧で安心できる、一生懸命という
人としての姿勢が、最終的に選ばれる理由になります。
雇用されているということは、「会社の看板を背負っている」ということでもあります。
仕事を選ぶことは、
自分だけの問題ではない
その姿勢は、言葉にしなくても、必ず周りに伝わります。
空気、行動、表情、責任感
すべてが組織に影響していきます。
だからこそ、一人ひとりの“雇用されている意識”が大切なのだと思います。
誰かがやるではなく、自分が支える側になる。
その積み重ねが、ご利用者さまからの信頼につながり、地域から選ばれる会社になっていくのだと思います。
そして、少人数の組織だからこそ、一人の本気が会社を変える。
アームスは、同じ志を持つ人と仕事をする場所、そんな組織を目指していきたいと思います。

