障害福祉のサービス(訓練等給付)卒業後の進路~JBブログ~

アームス日記

どうも渡辺です

年も明け気持ちや心も改まり新たな一歩や将来のことを考える方も少なくないのではないでしょうか?
自分自身のこともそうですが、年ごろのお子様をもつ保護者様におかれましては先々のことを考える時期なのかもしれません。

以前、障がいをもつ子の卒業後についての講義を受けたことを思い出しましたので今回はその記憶も辿りながら少しお話をさせていただきたいと思います。

【 障害福祉サービスにおいての訓練系・就労系の支援について】

障害者総合支援法に基づき提供される障害福祉サービスの中で、自分らしい生活を営むためや、就労を行うために必要となるスキルを身につけるための訓練を行うために給付される訓練等給付サービスには、共同生活援助や自立訓練、就労支援等いくつかの種類があります。
今回はそんな訓練等給付のサービスに位置づけられる訓練系・就労系のサービスをご紹介します。

① 自立訓練(機能訓練)
  施設・病院を退所・退院された方、特別支援学校を卒業された方に理学療法、作業
  療法その他必要なリハビリテーション、生活等に関する相談および助言その他の
  必要な支援を実施
② 自立訓練(生活訓練)
  入所施設・病院を退所・退院された方、特別支援学校を卒業された方、継続した通院
  により症状が安定している方に自立した日常生活を営むための必要な訓練や地域生活
  を営むうえで生活能力の維持・向上などを目的とした訓練等を実施
③ 就労移行支援
  一般就労を希望し、知識・能力の向上、実習、職場探し等を通じ、適性に合った職場
  への就労等が見込まれる障がいをもつ方や、企業等への就労を希望される方に一般就
  労等への移行に向けて事業所内や企業における作業や実習、職場体験をしたり、就労
  後の職場定着のための支援を実施
④ 就労継続支援(A型)
  特別支援学校を卒業して就職活動を行ったが企業等の雇用に結びつかなかった方、
  就労経験のある方で現に雇用関係のない方、就労移行支援事業を利用したが企業等の
  雇用に結びつかなかった方に、通所により雇用契約に基づく就労の機会を提供すると
  ともに、一般就労に必要な知識や能力が高まった方へ一般就労の移行に向けて支援
⑤ 就労継続支援(B型)
  企業や就労継続支援事業(A型)での就労経験のある方で、年齢や体力の面で雇用
  されることが困難となった方、就労移行支援事業を利用したが企業や就労継続支援
  事業(A型)の雇用に結びつかなかった方、試行の結果、企業の雇用、就労移行支援
  事業や就労継続支援事業(A型)の利用が困難と判断された方に、通所により就労や
  生産活動の機会を提供するとともに、一般就労に必要な知識、能力が高まった方へ
  一般就労の移行に向けて支援
⑥ 就労定着支援
  就労移行支援、就労継続支援、生活介護、自立訓練の利用を経て一般就労へ移行した
  方で就労に伴う環境変化により生活面・就業面の課題が生じている方(一般就労後6
  カ月を経過)へ相談を通じて日常生活面および社会生活面の課題を把握するとともに
  企業や関係機関との連絡調整や課題解決にむけて支援

 

アームス放デイの卒業生で現在余暇活動をサポートさせていただいている一人の方は現在就職活動の真っ最中です。卒業した後に就労移行支援を利用していますが、一般企業や就労継続支援A型の見学や職場体験などに勤しんでいます。
私自身、就職氷河期をサバイブした身であることもあるので、その方自身に合った素敵な職場に出会えることを願うばかりです。

 

講義ではサービスの内容の紹介もさることながら、卒業してからの人生において大切に想うこと、大切にしなければいけないことについての話もありました。
生きていくために必要なこと=心と体の免疫力をあげる・社会貢献(周りに親切にする)をする意識・コミュニケーション(アサーティブ)等について触れ、就職がゴールではなく長い人生を楽しく・自分らしく過ごせるよういろいろな話をされていました。

私たちアームスの放課後等デイサービスにおいてみても、生活能力向上のために必要な訓練や、学校教育と相まって子どもたちの自立を促す支援を行っていますので、障がいの有無や年齢等に関係なく生きていくために必要なことって皆同じなんだなぁと感じた講義でありました。
鬼に笑われるかもしれませんが、先のことを考えてみたくもなる今日この頃であります。

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