髙栁です
私は現在
相談支援の初任者研修を受けています
研修で心に残ったことが
「言葉にすることの重み」でした。
相談支援専門員の仕事は
利用者さんの思いを聞き取り、
計画にまとめ、
関係機関と共有していくこと。
けれど、その言葉にするという作業が
想像以上に難しく
そして深いものだと感じました
利用者さんが抱える思いは
単純な「希望」や「困りごと」と
いった言葉だけでは表せません
背景には長い時間や家族との関係、
これまでの苦労があって
それらがすべて混ざり合っています
言葉の裏にある「沈黙」や「ため息」
にも意味がある。
そこをどう受け止め
どんな表現で記録に残すのか、、
それが相談支援員の
腕の見せどころなのだと学びました
研修では事例検討を通して
同じ内容でも支援員によって
受け止め方が異なることを知りました
誰かの「こうしたい」という気持ちを
どう表現すればその人らしさを損なわず
支援につなげられるのか
話し合う中で言葉の使い方一つにも
責任があると実感しました
制度の枠に沿いながらも
その人の人生に寄り添う。
そのためには
聞く力・感じる力・そして「書く力」が必要です
研修を通して相談支援とは
人の思いを受け取り形にする仕事なのだと
あらためて感じました
これからも一つひとつの言葉に心を込めて
利用者さんの思いを丁寧に
「伝える」支援者でありたいと思います
2025 11月10日

