DCIS 乳房石炭化 ステレオガイドマンモトーム検査

ARM’S ぶろぐ

岸本です。

先日、乳がん検診で所見が見つかり、がんセンターを紹介され❛ステレオガイドマンモトーム検査❜
を受けました。

まずはがんセンターでいろいろな同意書にサインし、10mlの採血。
当日はMRI画像を見ながら検査を行うということでしたががんセンターのMRI検査は
混んでいて遅くなるため別の病院で予約を取ってください、
提携している病院なので検査当日までに
がんセンターに送られて来るとのこと。

早速その病院に予約を入れるときにメモ書きみたいなものが
あり、「dcisの疑い」と書かれていました。
dcis疑い?すぐに検索すると乳がんと出て来た、「ガーン!」まぁそれはそうでしょう。
がんセンターなのだから。
MRI検査は2回目。
3年前だったと思います。
その時は検査してすぐに結果をドキドキしながら聞いた記憶があります。
「今回は大丈夫だけどちゃんと定期的に検査するようにね」と言われたことを思い出します。
なにかの情報で乳癌検診はエコー検査とマンモグラフィー検査を交互にやるといいときいたことがあるため次の年の検査はエコー検査を選択し異常なしでした。
だってマンモグラフィーとても痛いんです。

MRIは点滴で造影剤を入れながらうつぶせになり二つの穴の中に両胸を入れ30分ほどの検査。
「ガーンガーン」と大きな音がずっと鳴っています。
さほど気にならず私は居眠りをしていました。
無事に検査を終え、次はがんセンターでマンモグラフィー検査です。
健康診断の時のようでなく、ステレオガイドマンモトーム検査に向けての
更に詳しい画像を撮影するためのモノでした。
何度も何度も撮る、色々なアイテムがありあらゆる角度で何度撮影したか…
ヘトヘトになりました。

いよいよ❛ステレオガイドマンモトーム検査❜の日を迎えました。
先生から「この検査はかなり大変な検査になるから覚悟しておくように」と
言われいていたので、がんセンターの説明文をじっくり読み、ネットでかなり調べました。
最悪の状況を考えていました。
全摘、再建無し、早く退院して仕事に復帰!切除後の下着まで検索していました。

当日検査室の前で待っていると若くて可愛らしい看護師さんが
今日担当させて頂く○○です」と。
検査着に着替えて待つ、ドキドキするけど落ち着いて挑まなければなりません。
検査室に入ると先生、看護師さんの他2名のスタッフ計4名体制。
大々的ですね。
検査の説明が始まりました。

「検査は1時間ほどかかります。マンモグラフィーにお胸を挟んでの検査になります、歯医者さんの麻酔の経験はありますか?」
「あります」
「そこでアレルギー反応ありましたか?」「無いです」
「同じ麻酔を使います、チクッとします、そこから太い針を刺し組織を採取します、
 痛かったら麻酔を追加するので遠慮なく言ってくださいね」
わたしは痛みに弱いので「もちろん!すぐ言う!」と思っていました。

マンモグラフィーに胸を挟む、痛い「はい、ちゃんと入りましたよ」
麻酔の注射が刺されました。ちょっとチクッとするぐらい、それより挟まれた胸が痛い、
参ったなこのまま1時間なんてキツイと思っていました。
先生が「入りますよ」とその針はというと直径3mmほどで先っちょが万年筆のようになっていて
局部を狙って組織を採取することを目的としている、
「パーン!って音が鳴りますよ、ハイ!って声掛けますからね!7.8回取りますからね!」
「ハイ!」本当に爆発音が聞こえました。「お~」
その時看護師さんがわたしの手を握ってくださり「大丈夫ですか?痛いですか?」
確かに少し痛いし、自分の胸の中で爆発音が聞こえるのは複雑な気分。
だけどこれだけの緊張感のなか、真剣に検査している方々に
「痛い、麻酔追加して」とは言えませんでした。
わたしもかなり耐えました。
看護師さんが「安心してください、わたしたちはプロ集団ですから」
と話してくれました。

数回の爆発音のあと先生が「終わりましたよ」と
組織を取る機械に血が見られた、組織はガチャポンのような容器に入れられ病理検査へ。

出血が多いから先生が15分間の圧迫止血、傷跡には小さな白いテープを貼り
その上にガーゼ保護、幅広のテープでガチガチに固めました。
わたしにとっては大けがです。

1時間ほどの予定でしたが30分ほどで検査が終了。
看護師さんは「今までで一番くらい早く終わりましたよ、先生が一発で決めてくれたので」
「ありがとうございます、麻酔が効いていたからよかったけどマンモの挟むのが一番痛かった、
胸が小さいからですかね?本当にキツイ」というと
「マンモグラフィーはそもそも私たち向けでは無いんですよ、欧米の方向けなんです」
へーそうなんだ!
「がんばりましたね」と皆さんに励まされ「お世話になりました」と検査室をあとにしました。
検査結果の予約は2週間後。
ずっとモヤモヤ、早く終わらせたい、覚悟は出来ているし仕方のないことだからと。
検査結果の前日にスマホが鳴る、着信はがんセンターから「えー!!!何?」
普通にビックリするでしょう、がんセンターからTEL来たら。
先生が「ごめんなさい、検査結果が間に合わないです」
「でも2週間後って話ででしたよね、こんなに掛かるもんですか?」
「はい、ここをしっかり調べておきたいので」と。
また、1週間先延ばし?さすがにキツイ。
毎日、調べまくりました。
やっとその日が来ました。
ドキドキしていたけど覚悟はしていたので呼び出し音が鳴り入室した時は冷静な自分でした。
「長い間お待たせしてごめんなさい、結果お伝えしますね、
癌無しです、かなり細かく検査しました、
でもこちらとしては異形があることは事実なので定期的に検査をしましょう」と。

「先生、けっこう大変でした、だけど予想以上に早く終わりましたよ」
「そうですね、先生もうまかったんだろうし、岸本さんの身の任せ方もよかったのでしょう、
失神する人もいるんですよ」
「傷跡見せてもらえますか?」

「はい、黄色くなっています、しかもしこりみたいなのがあって時々ズキズキ痛みます」
「いいですね、早く黄色くなって。しこりみたいな固いのモノはかさぶたです、少し時間が掛りますが治ります、これから痛みが出たり違和感があったらすぐに受診してください。」
と言われました。
検査に携わってくださった方々、ありがとうございます。
職場のスタッフには「しこりがある」「家族が乳がんだった」との声を聴きます。
知り合いのレントゲン技師からは「乳がんはマンモグラフィーが一番いい」と聞きました。
定期的にマンモグラフィー検査を受けることが大切です。

 

 

 

 

 

 

タイトルとURLをコピーしました