伝えたかったのは、そんなことじゃないのに。
こんにちは徳丸です。
介護の仕事をしていると、
人に何かを伝えなければならない場面がたくさんあります。
「こうしてください」
「ここは気をつけてください」
「これはやってもらわないと困ります」
仕事ですから、伝えなければならないことはあります。
でも……
同じことを伝えるのでも、言葉の選び方や伝え方で、受け取られ方は変わる。
そんなことを、私はこれまでの仕事の中で何度も感じてきました。
「公費」という言葉
以前、利用者さんに「公費」という言葉を使ったことがあります。
私にとっては、仕事の中で普通に使っている言葉でした。
けれど、その言葉に利用者さんがとても強く反応され、思いがけず怒りを買ってしまったことがあります。
「そんなつもりで言ったわけじゃないのに……」
その時は、そう思いました。
でも、そこで終わらせず、
私は何を伝えたかったんだろう。
相手には、どう聞こえたんだろう。
と考えました。
その出来事を境に、言葉を口にする前に、
少しだけ立ち止まるようになりました。
正しい言葉を使うことも大切。
でも、
「正しい」と「伝わる」は、同じではないんだな。
そう思うようになったのです。
それでも、どうしても分かってほしい時もある
もちろん、どんな時でも相手に合わせればいい、ということではありません。
仕事をしていれば、
「これは、やってもらわないと困る」
ということもあります。
以前、利用者さんの都合で、やらなければならないことが予定より遅れてしまったことがありました。
時間はどんどん過ぎていく。
私は次の利用者さんのところへ行かなければならない。
でも、今ここでやるべきことも終わっていない。
「どうしましょう……」なんて、ゆっくり話し合っている時間もありません。
お互いに譲れない。
そんな状況でした。
その時、私は苦肉の策として、
「次の訪問が終わったら、もう一度戻ってきます」
と提案しました。
そして、実際に戻りました。
……はい。
今思えば、しっかりサービス残業です😭
あの時は、それしか思いつかなかったんですよね。
目の前のことを何とかするのに精一杯でした。
今なら、もう少し違う方法を考えるかもしれない
長く仕事をしていると、
「あの時は、あれで精一杯だったな」と思うことがあります。
もちろん、今でも困った時はあります。
でも、昔の自分と少し違うのは、
「自分が無理をする」以外の方法も考えてみよう
と思えるようになったこと。
相手に分かってもらうことも大切。
自分の思いを伝えることも大切。
でも、相手にも相手の事情がある。
だからこそ、
どちらが正しいかを決めることより、
どうしたらお互いが少し楽になれるかを考える。
そんな方法もあるのだと思います。
人に何かを伝えるって、本当に難しい。
何を言うか。
どう言うか。
どこまで伝えるか。
そして、どうしても譲れない時には、どうするか。
私だって、いつも上手にできるわけではありません。
失敗もするし、後から「あの言い方でよかったのかな」と考えることもたくさんあります。
だからこそ、
「この言葉、どう届くかな?」
と、ほんの少し立ち止まれる人でいたい。
そして、
「分かってもらう」だけではなく、
「分かろうとする」ことも忘れないでいたい。
介護の仕事を長く続けてきましたが、
人との関わりについては、まだまだ勉強中です😊
今日もまた、ひとつ勉強です。


