” しろ ”ってなんだ?

ARM’S ぶろぐ

どうも渡辺です

ペーパークラフトって指先運動で集中力も養え成功体験にも繋がる放デイでのいい活動の一つだと思います。昔に比べ今のものはとても精巧なものが多いようで、作るのがけっこう大変そうだなぁといつも感心しています。

ところで、ペーパークラフトに必ずといっていいくらいある「のりしろ」の ”しろ”って何だか皆さんご存知でしょうか?
実は自分は今までまったく気にもしないで「のりしろ」に糊を塗りたくって生きてきてしまっていました。
「糊をしろっ!」と命令しているわけでも「白い糊」を薦めているわけでもないと思うので今更ながら調べてみると、” しろ(代)”とは「何かをするための部分や場所」とありました…なるほどそのまんまでした💦
のりしろは広く大きければ大きいほど塗りやすく、糊もよくくっ付くと思います。なので精巧なペーパークラフトののりしろの小ささには若干の心細さを感じてしまいます。

のりしろに似た言葉に” のびしろ ”というものがあります。こちらは可能性や(成長の)余地という意味合いでスポーツやビジネスでも使われていると思いますが、「伸びる」、「成長する」ための部分・場所と考えれば、のりしろの”しろ”も伸びしろの”しろ”も何かをするために必要な部分=同じしろと言えますね。

今の世代の若い人たちは、タイパと呼ばれる費やした時間に対する効果や成果、満足度に価値をおき重視するようで、確かにそんな若者は多い気がします。
動画の倍速視聴やスキマ時間の活用、ネタバレ消費など効率を追求するのは悪いことではないと思いますが、一方で、物事の過程を軽視して結果のみ重視したり、時間に追われ本来の目的が不十分になってしまう恐れがあるのではないかとも思ってしまいます。
助走をしないような、高くジャンプするために深くしゃがみ込まないような…私たち世代が昔から聞いてきた「若い時の苦労は買ってでもしたほうがよい」の対極の方にあるようで、どこか淋しさも感じてしまいます。

 

 

子どもたちの可能性は計り知れずまさに ” のびしろ ” は無限大で若い人たちもまたしかりだと思います。地に足をしっかりとくっ付けるための”のりしろ”も成長するための”のびしろ”も広く大きくあるといいんじゃないかなぁとペーパークラフトを作っている子を見守りながら想ってしまった今日この頃です。

 

 

 

 

 

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